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Fr. Mendizabal
(c)mary&jesus_taddy photographed at my apartment, japan, 2011  © taddy



昨日、突然入ってきた悲しい知らせ。

大変お世話になっていた神父さま(メンディサバル神父)が亡くなられました。

カトリックには「告解(こっかい)」というものがあります。一般には、「懺悔(ざんげ)」と言った方が分かりやすいかもしれません。ついたてで遮られた小さな小部屋で、信徒が司祭に冒した罪を告白するシーン、映画でも見たことあると思います。この神父さまは、告解を聴くのが上手なので有名でした。いつも告解室の前には行列ができていました。ボクがカトリックになったのは、かれこれ15年くらい前。その時から今までずっとこの神父さまに告解していました。

一日に何時間も小部屋の中で、人々の犯した罪にじっと耳を傾け、罪の赦しと的確なアドバイスを与えるのは、心身ともに大変な重労働です。しかも、司祭は、絶対に告解で聞いたことを人に話してはいけません。ボクたちは何かあると人に話して気を和らげることができるけど、それもできないんです。

メンディサバル神父さまは、1920年、スペイン生まれ。もう90歳だったと知ってびっくり。1954年に来日されて、60年近く、ずっと日本のために働いてくださいました。亡くなる直前まで働かれていました。ボクもつい先週末、告解を聴いていただいたばかり。その時、いつもとかわりなくしっかりされていてお元気だったのに・・・。あの優しい声と静かに祈る透明な姿を聴くことも見ることもできないのは、そして、告解を聴いてもらえないのは、寂しいです・・・。心にぽっかり穴が開いた感じです。

どれだけ神父さまが精神的な支えだったか、改めて痛感しました。そして、いつもそこにいて当たり前と思っている人たちは、本当は当たり前なんかじゃなくて、出会えたこと・一緒にいれること自体、奇跡なんだということを、改めて痛感しました。

もう一人の祖父のようなこの徳の高い神父さまと出会え、15年間お世話いただいたのは、本当に幸せなことだと思います。祖国を捨てても日本のために働かれ、東京近郊の多くの人たちの心の支えとなり、あたたかく包み込んでくださった神父さまが、天国でゆっくり休んで、みんなを見守り続けてくれますように。

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